1997年度研究大会(春季・秋季)

国際法学会創立100周年記念大会
1997年5月10日(土)・11日(日)、東京大学
統一テーマ「日本の国際法学の100年

第1日・5月10日(土)
基調報告         司会  帝塚山大学教授 川島 慶雄
国際法の国内的妥当性をめぐる理論と法制度化
上智大学教授  山本 草二

研究報告
第1部       座長  早稲田大学教授  筒井 若水
日本における戦争法研究の歩み       東京大学教授  藤田 久一

第2部        座長  慶応義塾大学教授  栗林 忠男
国際法における領域性原理の系譜       立教大学教授  奥脇 直也
日本における国際機構法研究        神戸大学教授  中村 道

第3部       座長  津田塾大学教授  東 寿太郎
国際裁判の機能的制約論の展開     京都大学教授  杉原 高嶺
日本の国際法学における法源論の位相       上智大学教授  村瀬 信也

第2日・5月11日(日)
研究報告(午前10時~午後0時10分)
第4部      座長  早稲田大学教授  大畑 篤四郎
近代日本外交史          神戸大学教授  五百旗頭 真

第5部       座長  大阪大学教授  松岡 博
日本における国際私法研究の発展      京都大学教授  櫻田 嘉章

国際法学会100周年記念総会   東京大学大講堂(安田講堂)
第1部 式典
開会の辞
挨拶   国際法学会理事長    場 準一
祝辞   日本学術会議副会長  利谷 信義
東京大学学長     蓮實 重彦
国際司法裁判所判事  小田 滋
協力者感謝
物故者追悼
所信表明  神戸大学教授   中野 俊一郎
東京大学教授   山影 進
文京女子大学教授 山下 泰子
龍谷大学教授   金 東勲
閉会の辞
第2部 講演 「わが国の国際法学の発展に尽くされた二人の先達」
国際法学会名誉理事長  田畑 茂二郎

第3部 祝賀懇親会  東京大学山上会館

国際法学会創立100周年記念国際シンポジウム
――国際関係法国際会議1997
9月13日(土)・14日(日)  国立京都国際会館
統一テーマ「日本と国際法―過去、現在、未来―」
第1日 9月13日(土)
開会(午前9時15分~午前9時30分)
第1セッション 戦争と平和      座長  東京大学教授  大沼 保昭
近代日本と戦争と国際法          名古屋大学教授  松井 芳郎
国連平和維持活動と日本――問題と展望
大阪学院大学教授  香西 茂
国際安全保障に対する機能的責任分化の 規範理論構築へ向けて ――大国の責任
イェ-ル大学教授  W・M・リースマン
ニュールンベルグ裁判と東京裁判の影響――比較への最初の試み
ミュンヘン大学教授  B・E・ジンマ
アジア太平洋地域における人間尊厳の促進と地域的安全保障への提言
ソウル・ナショナル大学教授  白 忠鉉

第2セッション 経済      座長  北海道大学教授  曽野 和明
日本と国際法 欧米的アプローチか非欧米的アプローチか
――国家免除をめぐって       東京大学助教授  岩沢 雄司
世界経済のグローバル化と日本の立場――GATT/WTOとの関係で
成蹊大学教授  松下 満雄
国際経済秩序維持への日本の国際法実行に対する西側の評価
ミシガン大学教授  J・H・ジャンクソン
経済自由化過程の途上国の裁判から見た主権免除理論――フィリピンの場合
前フィリピン最高裁判所判事  F・P・フェリシアーノ
国家免除に関する中国の立場――東洋的アプローチ
香港城市大学教授  王 貴 国

夕食会(午後6時~午後8時)
ディナー・スピーチ           国際司法裁判所判事  小田 滋

第2日 9月14日(日)
第3セッション  人権     座長  東京大学教授  横田 洋三
日本の法と社会における人権の受容と実現   神戸大学教授  芹田 健太郎
国際人権法と日本の家族関係法          成城大学教授  鳥居 淳子
人権・人道法分野における日本の実行の西側から見た評価
パリ第2大学教授  P・M・デュピュイ
人類の持続可能な開発と正当な国際関心事項としての生活条件
―国連世界会議の遺産*   ブラジリア大学教授  A・A・カンサード・トリンダーデ
イスラムから見た人権の普遍性   エモリー大学教授  A・A・アンナイーム

最終セッション 結論――全般的考察     座長  京都大学教授  安藤 仁介
日本と国際法と国際社会      国際連合日本政府代表部大使  小和田 恒
結論的考察          国際司法裁判所判事  R・ヒギンズ
日本と国際法の歴史的展望   ジャワハルラル・ネルー大学教授  R・P・アナン

閉会
レセプション
* 余儀ない事情により欠席のため、報告のみプロシーディングに掲載