国際法学会のホーム・ページへ、ようこそ!
皆さん、国際法学会のホーム・ページにアクセスしていただき、ありがとうございます。 国際法学会は1897(明治30)年に創設された、法律学の分野では日本でもっとも古い学会です。1997年には創立100周年を祝って記念研究大会と国際シンポジウムを開催し、また、100周年記念出版『日本と国際法の100年』(全10巻)-その概要はこのホーム・ページでも紹介していますので、ぜひご覧下さい-もまもなく刊行が開始されます。機関誌の『国際法外交雑誌』も、今年度は100巻目を迎えています。
この100年間に、国際法学会は大きく発展してきました。第2次世界大戦以前には東京で数十人の研究者や実務家が集うだけだったのに対して、同大戦後は組織は全国に広がり、春秋に定期的な研究大会を行うようになりました。歴代理事長のご尽力によって、学会の運営も次第に民主化されてきました。今や国際法学会は、国際法学、国際私法学、および外交史学・国際政治学の分野において、研究者、実務家および大学院生を中心に1000名をこえる会員を擁しています。しかしもちろん、学会の発展は常に順風満帆だったわけではありません。2つの世界大戦を始め、日本の国と社会が経験してきた100年の苦難の歴史を、国際法学会ももちろん共有してきたのです。対象とする学問が国の外交政策と不可分のものであるだけに、先輩方の苦労と苦悩はいかばかりだったでしょうか。
こうして、世界が21世紀を迎えるのと時を同じくして、私たちの国際法学会も新しい世紀を迎えようとしています。これを機会に、わたしたちは学会運営にいくつかの新機軸を試みたいと考えています。たとえば、これまでおもに合衆国およびカナダの学会と行われてきた国際交流を、より広く拡大し、とりわけ近隣のアジア諸国の学会との交流を深めたいと思っています。研究大会の運営や雑誌の刊行についても、これまで研究連絡委員会や編集委員会で積み上げられてきた議論に沿って、改善の努力を行うつもりです。そして、このホーム・ページの設置も、このような学会運営の改善の努力の一環なのです。
このホーム・ページに、私たちは大きくいって2つの役割を期待しています。1つはいうまでもなく、学会運営をより透明なものとするために、会員と学会執行部、そして会員相互間のコミュニケーションをより密接にするという役割です。とりわけ、従来は年2度の会員総会や機関誌を通じてしか行えなかった学会運営に関する情報提供を、ホーム・ページを通じてはるかに速やかに行うことができると期待しています。第2に、たんに会員にだけではなく、国際法学会を広く市民に、さらには世界に開く窓口として、このホーム・ページを活用したいと思っています。とりわけ、国際法学会会員のすぐれた研究成果が、今のところ例外的にしか世界に知られていないという現状にかんがみて、将来はこのホーム・ページを通じて日本における研究成果を広く世界に発信していきたいと考えているのです。
とはいっても、このホーム・ページは、今ささやかな第1歩を踏み出そうとしているに過ぎません。このような目的に1日も早く近づくことができるように、皆さんの積極的なご意見をお願いして、歓迎のご挨拶といたします。
この100年間に、国際法学会は大きく発展してきました。第2次世界大戦以前には東京で数十人の研究者や実務家が集うだけだったのに対して、同大戦後は組織は全国に広がり、春秋に定期的な研究大会を行うようになりました。歴代理事長のご尽力によって、学会の運営も次第に民主化されてきました。今や国際法学会は、国際法学、国際私法学、および外交史学・国際政治学の分野において、研究者、実務家および大学院生を中心に1000名をこえる会員を擁しています。しかしもちろん、学会の発展は常に順風満帆だったわけではありません。2つの世界大戦を始め、日本の国と社会が経験してきた100年の苦難の歴史を、国際法学会ももちろん共有してきたのです。対象とする学問が国の外交政策と不可分のものであるだけに、先輩方の苦労と苦悩はいかばかりだったでしょうか。
こうして、世界が21世紀を迎えるのと時を同じくして、私たちの国際法学会も新しい世紀を迎えようとしています。これを機会に、わたしたちは学会運営にいくつかの新機軸を試みたいと考えています。たとえば、これまでおもに合衆国およびカナダの学会と行われてきた国際交流を、より広く拡大し、とりわけ近隣のアジア諸国の学会との交流を深めたいと思っています。研究大会の運営や雑誌の刊行についても、これまで研究連絡委員会や編集委員会で積み上げられてきた議論に沿って、改善の努力を行うつもりです。そして、このホーム・ページの設置も、このような学会運営の改善の努力の一環なのです。
このホーム・ページに、私たちは大きくいって2つの役割を期待しています。1つはいうまでもなく、学会運営をより透明なものとするために、会員と学会執行部、そして会員相互間のコミュニケーションをより密接にするという役割です。とりわけ、従来は年2度の会員総会や機関誌を通じてしか行えなかった学会運営に関する情報提供を、ホーム・ページを通じてはるかに速やかに行うことができると期待しています。第2に、たんに会員にだけではなく、国際法学会を広く市民に、さらには世界に開く窓口として、このホーム・ページを活用したいと思っています。とりわけ、国際法学会会員のすぐれた研究成果が、今のところ例外的にしか世界に知られていないという現状にかんがみて、将来はこのホーム・ページを通じて日本における研究成果を広く世界に発信していきたいと考えているのです。
とはいっても、このホーム・ページは、今ささやかな第1歩を踏み出そうとしているに過ぎません。このような目的に1日も早く近づくことができるように、皆さんの積極的なご意見をお願いして、歓迎のご挨拶といたします。
2001年9月1日