第104巻4号(2006年1月)

論説
The International Standards of Protection of the Human Person
in the Developing Case-Law of the Inter-American Court of Human Rights(1982-2004)
— Antônio Augusto CANÇADO TRINDADE(President of the Inter-American Court of Human Rights) ……1

国際裁判所の多様化
— 山形 英郎(名古屋大学教授)               ……37

戦争概念の転換とは何か
――20世紀の欧州国際法理論家たちの戦争と平和の法――
— 西 平等(関西大学専任講師)               ……63

研究ノート
米国一般命令第百号における「ゲリラ」の地位
――Francis Lieberの「戦争法」理論――
— 黒崎 将広(東京大学大学院博士後期課程)         ……91

資料
国連国際法委員会第57会期の審議概要
— 山田 中正(国際法委員会委員)              ……112

日本の国際法判例(19)
――2002(平成14)年
— 「日本の国際法判例」研究会(第2期)             ……149

紹介
小田滋・石本泰雄編集代表
『祖川武夫論文集 国際法と戦争違法化 ――その論理構造と歴史性――』
— 柳原 正治(九州大学教授)                ……230

Giovanni Distefano, L’ordre international entre
légalité et effectivité:
le titre juridique dans le contentieux territorial
— 許 淑娟(日本学術振興会特別研究員)           ……235

会報
国際法学会2005年度(第108年次)秋季大会                        ……241
総目次                                         ……272

第104巻3号(2005年11月)

論説
国際環境法における予防原則の動態と機能
— 高村 ゆかり(龍谷大学助教授)              …… 1

ILC越境損害防止条約草案とその特徴点

— 加藤 信行(北海学園大学教授)              ……29

国際的環境損害の民事責任
— 出口 耕自(上智大学教授)                ……44

国際仲裁・司法・準司法手続による環境基準設定
――国家間関係と国家・個人間関係――
— 繁田 泰宏(大阪学院大学助教授)             ……60

地球環境ガバナンスの現況と展望
— 太田 宏(青山学院大学教授)                ……85

資料
2005年の国際司法裁判所の裁判官選挙の結果について
— 秋葉 剛男(外務省国際法局国際法課長)           ……113

紹介
大沼保昭 著『在日韓国・朝鮮人の国籍と人権』
— 金 東勲(龍谷大学名誉教授)                ……116

吉村祥子 著『国連非軍事的制裁の法的問題』
— 森川 幸一(専修大学教授)                 ……123

奥田安弘 著『国籍法と国際親子法』
— 国友 明彦(大阪市立大学教授)               ……129

国友明彦 著『国際私法上の当事者利益による性質決定』
— 神前 禎(学習院大学教授)                 ……134

足立研幾 著『オタワプロセス――対人地雷禁止レジームの形成』
— 山田 高敬(首都大学東京教授)               ……139

会報
国際法学会評議員選挙公示予告                              ……144

第104巻2号(2005年9月)

講演
国際司法裁判所判事3期27年の任期を終えて
— 小田 滋(日本学士院会員)                …… 1

論説
未承認国家と地域の安定化の課題
――ナゴルノ・カラバフ紛争を事例に――
— 廣瀬 陽子(東京外国語大学講師)             ……13

Responsibility of States and Non-State Actors
— James CRAWFORD (Professor,University of Cambridge)    ……42

Some Legal Aspects of International Disputes
— Gerhard HAFNER (Professor, Vienna University)      ……65

資料
判例研究・国際司法裁判所
リギタン島とシパダン島の主権に関する事件(インドネシア/マレーシア)
――フィリピンによる訴訟参加の申請――(判決・2001年10月23日)
— 国際司法裁判所判例研究会                 ……80

ドイツ国際法学会研究大会参加報告                            ……108

ヨーロッパ国際法学会創立大会参加報告                          ……113

紹介
横田洋三・山村恒雄 編『現代国際法と国連・人権・裁判
――波多野里望先生古稀記念論文集――』
— 東 泰介(大阪学院大学教授)         ……124

山下泰子・植野妙実子 編著『フェミニズム国際法学の構築』
— 中井 伊都子(甲南大学教授)                ……131

安藤仁介・中村道・位田隆一編『21世紀の国際機構:課題と展望』
— 吾郷 眞一(九州大学教授)                ……135

川島真 著『中国近代外交の形成』
— 石井 明(東京大学教授)                  ……140

浅田正彦 編『兵器の拡散防止と輸出管理』
— 村井 友秀(防衛大学校教授)             ……148
Gilles Cuniberti, Les mesures conservatoires
portant sur des biens situés à l’étranger
— 的場 朝子(神戸大学講師)                ……153

Mireille M. M. van Eechoud,
Choice of Law in Copyright and Related Rights
Alternatives to the Lex Protectionis
— 申 美穂(京都大学助手)                 ……159

主要文献目録
国際法          — 西村弓 ・森田桂子                     ……164
国際私法 —北澤安紀・神前 禎                     ……194
国際政治・外交史 —井上実佳・和田龍太                     ……209

会報
国際法学会2005年度(第108年次)春季大会                 ……224
『国際法外交雑誌』総索引(第1巻~第100巻)の会員特別割引について            ……232

第104巻1号(2005年5月)論説
最近における主権免除原則の状況
— 広部 和也(成蹊大学教授)                …… 1破綻国家からの難民に関する諸問題
――難民認定における迫害主体をめぐる諸問題を中心にして――
— 本間 浩(法政大学教授)                 ……22国際機構による領域管理と法
— 山田 哲也(椙山女学園大学助教授)            ……49国際刑事裁判所の一事不再理の原則に見られる管轄権調整ルールの検証
— 稲角 光恵(金沢大学助教授)              ……74Omnilateralism and Partial International Communities:
Contributions of the Emerging Global Administrative Law
— Benedict KINGSBURY(Professor, New York University)   ……98紹介
坂元茂樹 著『条約法の理論と実際』
— 岩沢 雄司(東京大学教授)                ……125

Shigeru Oda,
Fifty Years of the Law of the Sea:
With a Special Section on the International Court of Justice
―― Selected Writings of Shigeru Oda,
Judge of the International Court of Justice
— 三好 正弘(愛知大学教授)              ……130

会報                           ……137