論説
国際法秩序における民主主義の機能
――第3世代の民主主義実現に向けて――
— 桐山 孝信(大阪市立大学教授) …… 1
国際司法裁判所による請求の規律
— 李 禎之(長崎県立大学准教授) ……19
国際司法裁判所の勧告的意見における司法積極主義と東部カレリア原則
――「現存する紛争」への対応――
— 永田 高英(立正大学准教授) ……42
資料
国連国際法委員会第60会期の審議概要
— 山田 中正(国連国際法委員会委員) ……69
解説・日本の国際法判例(3)
――2005(平成17)年――
— 「日本の国際法判例」研究会(第2期) ……129
2008年の国際司法裁判所の裁判官選挙の結果について
— 岡野 正敬(外務省国際法局国際法課長) ……194
国際法協会第73回(2008年) リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)大会報告 ……197
紹介
栗林忠男・杉原高嶺編『海洋法の主要事例とその影響』
— 西村 弓(上智大学教授) ……207
会報
国際法学会2008年度(第111年次)秋季大会 ……213
第2回4学会国際法会議について ……237
主要文献目録について ……237
総目次 ……243
第107巻3号(2008年11月)
論説
環境条約不遵守手続の帰結と条約法
— 柴田 明穂(神戸大学教授) …… 1
国際法規則としての主権免除の展開と
免除範囲との関係について
— 水島 朋則(名古屋大学准教授) ……22
「主権免除」に関する抵触法的考察
— 横溝 大(名古屋大学准教授) ……45
研究ノート
光華寮訴訟顛末記
――平成19年3月27日の最高裁第3小法廷判決について――
— 小田 滋(東北大学名誉教授) ……67
紹介
浅田正彦編
『安藤仁介先生古稀記念 二一世紀国際法の課題』
— 中谷 和弘(東京大学教授) ……98
李 禎之著『国際裁判の動態』
— 山形 英郎(名古屋大学教授) ……104
Stefan Leible/Matthias Ruffert(Hrsg.),
Völkerrecht und IPR
— 西谷 祐子(ケルン大学特別研究員) ……108
吉川 元著『国際安全保障論――戦争と平和、そして人間の安全保障の軌跡』
— 定形 衛(名古屋大学教授) ……119
会報
国際法学会評議員選挙公示予告 ……124
報告公募試行のお知らせ―公募要領 ……125
第107巻2号(2008年8月)
論説
海洋境界画定の判例に見る法理
— 三好 正弘(愛知大学名誉教授) …… 1
海洋境界画定における関連事情の考慮
――判例を通じた客観化の過程――
— 江藤 淳一(上智大学教授) ……12
貿易レジームと環境レジームの交錯
――機能的な分立から緩やかな統合へ――
— 高島 忠義(愛知県立大学教授) ……41
現代国際法における対抗措置の法的性質
――国際紛争処理の法構造に照らした対抗措置の
正当性根拠と制度的機能に関する一考察――
— 岩月 直樹(立教大学准教授) ……72
資料
2008年在日米軍駐留経費負担
特別協定の締結について
— 島田 順二(外務省国際法局条約課長) ……106
紹介
佐藤やよひ・道垣内正人(編)
『渉外戸籍法リステイトメント』
— 佐藤 文彦(名城大学教授) ……114
主要文献目録
国際法 — 藤 澤 巌・堀口 健夫 ……119
国際私法 — 實川 和子・楢崎みどり ……151
国際政治・外交史 — 戸田真紀子・奥迫 元 ……166
会報
国際法学会2008年度(第111年次)春季大会 ……184
報告公募試行のお知らせ ……192
第107巻1号(2008年5月)
特別講演
自由権規約および選択議定書と規約人権委員会
――同委員会委員20年の体験から――
— 安藤 仁介(京都大学名誉教授) …… 1
論説
国際商取引における非国家法の機能と適用
— 森下 哲朗(上智大学教授) …… 15
多国間制度の不均等な法化と私的権威の台頭
— 山田 高敬(首都大学東京教授) …… 44
研究ノート
TRIPs 協定における医薬品特許の保護と
公衆衛生の保護の均衡点
— 加藤 暁子(関東学園大学准教授) ……77
紹介
松井芳郎、木棚昭一、薬師寺公夫、山形英郎編集
『グローバル化する世界と法の課題
――平和・人権・経済を手がかりに――』
— 平 覚(大阪市立大学教授) ……104
村瀬信也編
『自衛権の現代的展開』
— 森 肇志(首都大学東京教授) ……109
Geert-Jan Alexander Knoops,
Theory and Practice of International
and Internationalized Criminal Proceedings
— 山内 由梨佳(東京大学大学院博士課程) ……115
会報
慣習国際人道法東京セミナー:新たな展開と挑戦 ……120
第40回安達峰一郎記念賞 ……125